赤ちゃんとの新幹線での移動、親も不安ですよね。
泣いたりしないかな?迷惑をかけないかな?
私の実家は東京、自宅は岡山なので、この1年間で何度ものぞみを利用し3時間半の長距離移動をしています。
2ヶ月に1度は帰省しているので、12回以上は乗ったことになります。
パパが一緒にいることもあれば、1人で子どもを連れて新幹線に乗らなければいけないことも・・・。
今回は、そんな子連れ新幹線慣れした私が、長距離移動する時のコツをお伝えします。
赤ちゃんはいつから乗れるの?
コツの前に、こんな不安を抱えているお母さんもいますよね。
赤ちゃんはいつから乗せて大丈夫なの?
新生児の間は基本的に外出は控えた方が良いので、新幹線にも乗せない方が良いです。
やむを得ない事情がある場合は、医師への相談をしましょう。
1ヶ月検診で問題がなければ、新幹線に乗せることができます。
我が家の場合、余裕を持って2ヶ月になってから里帰り先から自宅に帰る際に新幹線に乗りました。
座席は指定席をとろう!
なぜ自由席じゃなく指定席なの?
自由席でもOK派の方もいますが、私は指定席を取ることをおすすめします。
その理由は、事前に席を確保しているという安心感が得られるためです。
ただでさえお子さんがいれば他にトラブルもあり得る状態で、席まで確保できなかったら大変ですよね。
「席を確保できるかな・・・?」といった余計な心配事を減らすためにも、事前に予約しておけば安心です。
乗車する時間帯は?
生活リズムが安定している月齢のお子さんの場合は、お昼寝をしてくれそうな時間を選ぶのがベストです。
長距離移動の中で、寝かせることができれば一番安心ですよね。
新生児~生活リズムが安定していない月齢のお子さんの場合の場合は、お昼寝の時間が読めないと思いますので何時頃でも構いません。
ただし、平日の午前中や夕方はサラリーマンが多い時間帯で子連れにとって居心地が悪いので、可能であれば避けましょう。
車両は11号車もしくは12号車を選ぼう
狙うべき車両・座席は下りも上りも同じです。
ズバリ、11号車もしくは12号車!
理由は11号車と12号車の間に多目的室があるためで、同じ理由で子連れの方が比較的多く、他の車両よりは多少居心地が良く感じます。
多目的室とはお身体が不自由な方が優先ですが、もし使用している人が居なければ授乳室としても使えるスペースのことです。
Q:車内に乳児のオムツを替えたり、授乳する場所はありますか?
A:・オムツ替えについては洋式トイレにオムツ替えができる折りたたみ式のベビーベッドを設置しております。(N700系タイプの車両では、奇数号車のデッキ新大阪寄りの洋式トイレに設置しております。)
・授乳する場所については11号車に「多目的室」を設置しております。
ただし、お身体の不自由なお客様のご利用を優先いたします。
お身体の不自由なお客様のご利用がない場合は、授乳スペースとしてご利用いただけます。
ご利用の際は、乗務員までお申し付けください。
※先約等によりご利用いただけない場合がありますので、ご了承ください。
出典: JR東海 よくいただくご質問
11号車と12号車の間にはオムツ替えシートのある多目的トイレもありますので、安心です。
車両は11号車か12号車をとりましょう!
座席は通路側を選ぼう
大人が2人いる場合は2人がけの席を、1人しかいない場合は2人がけもしくは3人がけの通路側の席を選びましょう。
通路側の席であれば、何かあった時にすぐに離席することができます。
座席位置は真ん中付近よりは、デッキへの距離が近い前方か後方がおすすめです。
また、一番後ろの席であればすぐ後ろに荷物をおけるスペースがあるので、ベビーカーがある場合など荷物が多い時には最もおすすめの席になります。
人気の席なので、発売後早めに購入しましょう。
子どもの料金はかかる?
未就学児(小学生未満)の場合、膝の上に乗せていれば料金は不要です。
0〜1歳の赤ちゃんの場合には、大人の膝の上で十分ですので、赤ちゃん用の座席は不要です。
チケットはなるべく早めにとろう
欲しい座席を予約するために、なるべく早め早めにチケットを取りましょう。
チケットの予約は、窓口または券売機で購入する場合、1ヶ月前の10時から購入できます。
(例)3月1日の乗車券を購入する場合→2月1日の10時から購入可能
チケット料金をお得に・安くする方法
料金の比較をしやすくするため、東京⇔新大阪間の片道大人1人あたり普通席・指定席の料金14,700円との比較を掲載しています。
時期・条件によって微妙に料金が変わる場合がありますので、参考までにご活用ください。
ファミリー車両
年末年始・GW・お盆の大型連休時の利用におすすめなのがこれ!
JR東海ツアーズが出しているプランで、ファミリー車両というものがあります。
お子様連れ専用の車両で、周りもみんな子連れなので安心して利用できます。
申し込み人数に+1席、ワンドリンク引換券付き、記念撮影可能などの利用特典もついてきます!
料金は、片道あたり 0〜900円分お得に購入できます。
詳しくはこちら→ 新幹線ファミリー車両で行こう!
宿泊+往復のセットプラン
帰省ではなく旅行で宿泊も伴う場合に断トツでおすすめなのがこれ!
例えば、東京⇔新大阪で大阪で1泊する場合、新幹線(指定席・普通席)+宿泊の合計金額が24,300円〜(宿泊ホテル・新幹線の時間等により変動)となります。
ちょっと待って・・・?通常の新幹線の料金より安くない?
そうなんです。
東京⇔新大阪間の通常の往復(普通席・指定席)利用が29,400円なので、宿泊が実質無料でついて来るのに料金的にもお得なんです!
比較しやすいように片道で計算すると → 5,100円分+α(宿泊費分)をお得に購入できます。
宿泊も込みで予約したい場合は、この方法を使わない手はありません!
詳しくはこちら↓
EX会員になって予約する
頻繁に東海道新幹線を利用する方におすすめなのがこちらです。
私は帰省で実家に泊まる=宿泊先は不要なので、EX早割21予約を愛用しています。
会員登録・年会費(1,100円/年)の支払いをする必要がありますが、東京ー新大阪間の場合、年に1回以上利用すれば元が取れる計算になります。
乗車の21日以上前に予約すれば早割(=EX早割21)が適用され、通常14,700円の乗車券が→ 11,200円と、3,520円もお得になります。
また、直前の予約でも13,600円と、 1,100円分お得に購入できます。
そして、EX予約のメリットは料金だけではありません。
- 年末年始やGWなどの大型連休でも制限なく、お得にチケット購入ができる
- 予約の変更は何度でも手数料無料で可能
- スマホから手軽に座席の予約が可能
とても便利で使い勝手が良いです!
詳しくはこちら↓
EXのぞみファミリー早割
土休日ののぞみを2人以上で利用する時にお得なチケットです。
早割適用の21日は過ぎているけど、少しでもお得にチケットを取りたいという時はこれを使いましょう。
東京⇔新大阪間 片道大人1人12,570円 → 2,150円分お得に購入できます。
購入するためには前述のEX会員である必要があります。
詳しくはこちら→ EXのぞみファミリー早割
金券ショップで購入する
街中の金券ショップで回数券を買う方法もあります。
相場は東京⇔新大阪間 片道大人1人13,600円 → 1,120円分お得に購入できます。
東京駅か品川駅なら品川駅
乗り継ぎ等でどうしても東京駅を利用する必要があれば別ですが、上りで降車する駅を東京駅か品川駅かで迷ったら、品川駅で降りましょう。
東京駅は構造上入り組んでいて複雑な上、大型連休シーズンはとても混みます。
どちらの駅で降りようか迷った時は品川駅で降りるのが無難です。
荷物について
持ち物リスト
基本的にはいつも持ち歩いているお世話用のグッズがあれば十分です。
- 抱っこ紐
- おむつ
- おしりふき
- おむつ用ビニール袋
- おもちゃ
- カーディガンまたはおくるみなどの温度調整グッズ
- 哺乳瓶・ミルクなどの調乳セット
- 授乳ケープ
- 着替え一式
- 赤ちゃん用の飲み物
- 離乳食
- おやつ
大きい荷物は事前に宅配便で送ろう
キャリーケースなどの大きい荷物がある場合、事前に宅配便で送る方が良いです。
赤ちゃんがいて、荷物もあって・・・となると、キャパオーバーになりかねません。
できるだけ身軽に行動できるよう、送料はかかりますが送れるものは事前に宅配便で送っておきましょう。
参考までに、東京ー大阪間でキャリーケースを発送する場合、片道で2,100円/個程度の料金です。
ベビーカーや荷物を持ち込みたい場合
私は実家用に比較的安価なB型ベビーカーを置いているので、いつも抱っこ紐オンリーで乗ります。
頻繁に帰省する方や2人目・3人目を考えている方は新たに実家用ベビーカーを購入するのもおすすめです。
しかし、ベビーカーや大きい荷物を持ち込みたい場合もあると思います。
その場合は、最前列か最後列の座席を事前に予約しましょう。
最前列は他の座席よりスペースが広いので、足元に畳んだベビーカーや荷物を置くことができます。
最後列は座席の後ろにスペースが広くあり、ベビーカーも荷物もゆったりと置くことができます。
子連れ新幹線を乗り切るコツ
なるべく静かにしてもらう方法
大人が2人いて隠せるようであれば、ケープを使って座席で授乳しても大丈夫です。
私も経験があります。
1人の場合や多目的室が使える場合は、多目的室で授乳するほうが無難です。
ですが、多目的室は状況によって使えない場合があります。
また、タイミングよく車掌さんが回ってくるとは限らないことも留意しておきましょう。
月齢にもよりますが、その時はまっているおもちゃのうち、大きな音が出ないもの・比較的軽いものがおすすめです。
我が家では布絵本やシールブックを持って行くことが多いです。
7ヶ月頃〜
おやつを食べさせることで静かになるお子さんもいると思います。
適度な量であれば、おやつで気分を紛らわすのも一つの手です。
7ヶ月頃〜
ごはんを食べている間はおとなしいというお子さんもいるのでは?
もし乗車時間がごはんの時間にかぶるのであれば、離乳食をあげましょう。
新幹線は食事OK!周りの迷惑にならないように食べれば問題ありません。
あまり長時間は禁物ですが、最終兵器としてEテレやアンパンマンなどのお気に入りの映像を見せるという方法もあります。
我が家の場合、ipadにおかあさんといっしょを2本くらいダウンロードして持って行っています。
最もスムーズに新幹線の長時間移動を乗り切る方法は、寝かせることです。
寝てもらうためにあの手この手を使いましょう。
ぐずったら
どうしても泣き止まなかったりぐずって収集がつかない場合は、席を立ちデッキに移動しましょう。
デッキに移動すれば、景色も変わって子どもの気分転換になり泣き止む可能性も。
デッキであやしているうちに寝てくれる場合もありますので、根気強く落ち着くのを待ちましょう。
また、どれだけあやしても泣き叫んだりと親が泣きたくなるような状況でも、意外と周りの人が温かい目で見守ってくれたりします。
あやしている姿を見て文句を言う人はそうそう居ません。
まとめ:赤ちゃん新幹線も準備をすれば大丈夫!
今回は、東海道新幹線のぞみに赤ちゃん連れで乗るときのコツをお伝えしました。
事前準備としては、座席を事前に予約すること、荷物の手配をしておくこと、持ち物の準備を万端にしておくことの3点が重要!
乗ってからは、泣いたり騒いだりした時は迷わずデッキに出るようにすれば大丈夫です。
お子さんと一緒の移動が難なく過ごせますように!
これから新幹線に乗る方の参考になれば幸いです。
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