現在1歳の娘を、2018年に都立広尾病院で出産しました。
私が実際に利用して感じた、広尾病院でのお産のメリット・デメリットをお伝えします。
私も産院を決めるまでにはネット上の口コミを参考にしました!
広尾病院でのお産を検討されている方、もうすぐお産を控えている方は最後までお付き合いください。
結論から言うと、「2人目もここで産みたい!」と思うほど、広尾病院の産婦人科には満足しています。
都立広尾病院での出産のメリット・デメリット
メリット
先生も助産師さんも頼りになる人ばかり
もちろん人ですので相性はあると思いますが、みなさん親身になってくださるので、産前も産後も安心して頼ることができました。
妊娠中の先生の診察は曜日制になっているので、先生との相性がどうしても合わない場合は途中で変更することもできますよ。
母子同室、母乳育児に力を入れている
授乳室には助産師さんが常駐されているので、昼夜問わず授乳の姿勢や咥えさせ方、マッサージの方法などをレクチャーしてもらえます。
初産婦さんでも赤ちゃんのお世話の基礎を学ぶことができ、安心です。
何が何でも母乳育児!母子同室!というわけではなく、母乳の出によってはミルクをもらえたりとその人に合わせた指導をしてくれますよ。
私の場合は体調が悪い日は夜間、赤ちゃんを預かってもらっていました。
ご飯がおいしい
これはネット上では賛否両論ですね。
あくまで主観ですが、私としてはご飯は量も多く、温かく栄養バランスもとれていて普通に美味しかったです。
おやつも出ますし、写真のようなお祝膳も出してくれます。
バースプランをきいてくれる
バースプランとは、どんなお産をしたいか妊婦さん自身の希望のことです。
ただし、へその緒は持ち帰れない、立ち合いは1人のみなどの制約があります。
産まれてくる瞬間の撮影はできませんが、産まれた後は撮影OKなので立ち会いの方にカメラを渡しておくと良いです。
私は旦那にカメラを渡しておきました。
はじめての沐浴の様子や身長・体重の測定などはお母さんは産後の処置中で見ることができないため、撮影してもらって後で見せてもらうと良い記念になります。
(初産婦さんのみ)母親学級・両親学級がある
私は里帰りだったため、妊娠中期の母親学級には参加しなかったのですが、後期の両親学級には旦那と一緒に参加しました。
両親学級とはいいますが、妊婦さんのみで参加されている方もいました。
旦那さんが立ち合いをする場合は両親で出席する必要があります。
出産時期の近い妊婦さんとお話しをしたり、出産の様子のビデオを見たり、入院等を見学したりします。
実際の赤ちゃんの重さの人形を抱っこしたり(顔がシュール・・・!)、旦那さんに妊婦体験をしてもらうこともでき、うちの旦那は赤ちゃんが産まれてくる実感が少し湧いたようです。
出産費用が安い
最終的に私が広尾病院を選んだ決め手でもありますが、なんといっても出産費用が安い!
私は地方に住んでいて実家が東京都内であるため、実家近くの港区・渋谷区・品川区のあたりで里帰り出産することを考えていました。
このあたりの病院を調べると、軒並み出産費用が高いんですよね。
その点、広尾病院は本当に出産費用が安いです。
私の場合、出産育児一時金の直接支払い制度を利用して窓口で5千円の支払いで済みました。
しかも出産前日の入院や陣痛促進剤の利用など、スムーズなお産ではなかったのにも関わらずです!
公式HPの情報だと正常分娩で約45万円、帝王切開で約40万円とのことなので、人によっては出産育児一時金が一部戻ってくるかもしれませんね。
ちなみに妊娠中の検診費用はものすごく高いということもないですが安くもないです。
住んでいる地域の補助券を使って4万円くらい足が出ました。
デメリット
診察待ち時間が長い
予約制ではありますが、めちゃめちゃ待ちます。
支払い計算も大病院なので時間がかかります。
長い時はトータルで2時間半くらいかかり、身重の身にはしんどかったです。
私の場合は里帰り出産だったので、16週~33週までは自宅付近の産婦人科で検診を受け、
広尾病院へは34週~2週に1回ペース、37週~は1週に1回ペースで通っていました。
里帰り出産でなくても、先生に相談すれば妊娠初期と正期産直前以外は個人病院で受診することもできるようなので、そちらも検討してみてください。
相部屋が基本、個室は早い者勝ち
相部屋は大部屋が3室、個室は2室あり、1日あたり1万6千円の追加料金を払えば利用可能です。
大部屋は12歳以下の入室ができないので、個室は経産婦さんが利用されることが多い様子。
ちなみに12歳以下のこどもが赤ちゃんと面会する時は、ガラス越しなら可能です。
私の時は6人部屋に4~5人での利用でした。
大部屋での不満はあまりありませんが、しいていえば母子同室のため、自分の子が寝ても他の赤ちゃんの泣き声が聞こえます。
ただ、自分も疲れていますし、赤ちゃんが泣くのは当たり前なので私はあまり気になりませんでした。
他のお母さんのいびきが気になって寝れないことはありました。
これは出産入院に関わらず入院あるあるですね・・・。
新生児集中治療室(NICU)がない
広尾病院にはNICUがありません。
そのため胎児がNICUで管理する必要があると判断された場合、NICUのある病院へ転院となります。
デメリットの項目に入れましたが、万が一何かあればすぐに病院側が対応してくれますので特別心配することはありません。
3D・4Dエコーができない
広尾病院では2Dエコーのみの取り扱いで、3Dエコーや4Dエコーはありませんでした。
他の妊婦さんで、かかりつけは広尾病院でも他院に3Dエコーを撮りに行っている方もいましたよ。
別途費用はかかると思いますが、どうしてもやりたい人は他院での実施を検討してみてください。
ちなみに2Dエコーの写真が欲しい方は先生に一言その旨を伝えましょう。
私はエコー写真をくれない先生にあたり、もらえなかったことがありました。
エコー写真は診察の場で撮影・印刷する必要があるので、診察後にもらうことはできません。
必ず診察中にお願いしましょう。
無痛分娩ができない
広尾病院では無痛分娩や和痛分娩は扱っていません。
私も無痛分娩をしたかったのですが、費用のことを考えて諦めました。
都内で無痛分娩をしようと思うと、最低料金でも広尾病院での出産費用に+20万円はかかってきますね。
まとめ:広尾病院は費用が安く安心して出産できます
広尾病院はとにかく都内で費用をかけず安全に・安心して出産したい人、お産に高いサービスレベルを求めない人にぴったりの産院です。
自分がどのようなお産をしたいのか優先順位をつけて、産院選びをしてください。
あくまで一個人の体験談ですが、広尾病院での出産を検討している方の参考になれば幸いです。
もし質問があればコメント欄からご連絡ください!
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